Works

山青の庭

庭を計画する際に、場を詠む力が重要であると思う。敷地の高低差、周辺の地形から、地域の風土などを考察することによって、近隣との境界線に新たな風景が見えてくる。
この庭は、隣地の美濃石の擁壁を景色に取り込むため、庭にも同じ素材の壁を作り、サービスヤードに向かう階段をドラマティックに創出した。景観がお互いに補完する場にすると空間に広がりが出てくる。

photo by Kimikazu WASHIZU